ご挨拶

株式会社絆 代表取締役
訪問看護ステーション絆 管理者 金澤 克枝
2011年(平成23年)2月「株式会社絆」設立、同年6月13日「訪問看護ステーション絆」開設、2021年今年「絆」は10年を迎えることが出来ました。
地域の開業医の先生方、居宅介護支援事業所のケアマネジャー様、介護保険事業所の皆様、地域の皆様など多くの方々の支えがあり今があることに心から感謝しています。
私が幼少時代から育ち、住み慣れた大好きな宇治市で「訪問看護がしたい!もっと訪問看護が持つ力、魅力を知って欲しい!同じ看護の方向性を持った仲間と地域に根差した訪問看護ステーションを創りたい!」という野望を抱き、気が付けば10年の月日が流れていました。沢山の人たちとの出逢い、別れを繰り返えす中で、多くの学びをいただきましたが、世の中や医療・介護サービスなどの制度は大きく変化してきたと思います。
介護保険制度ができ、スムーズにサービスが使える時代になりましたが、ふと最近これは誰のためのサービス?誰が困っているの?他に方法はないの?と思わず声にしてしまうことがあります。
病院への入院・施設入所・在宅・・・ご本人の状態に応じてチームで関わり一緒に考えることが大切で・・・何よりもご本人の人生や価値観、どんな風に考え思っておられるのかを、ご本人中心で考え寄り添うことを、初心に返りこれからも大切にしていきたいと思います。
「絆」は支える・つなげる・あきらめない・絆を創る・ないものは創っていくことを目標に新たにスタートしたいと考えています。
私の大好きなフローレンス・ナイチンゲールは、「看護とは、私たちが年ごと月ごと週ごとに「進歩」しつづけないかぎりは、まさに「退歩」しているといえる、そういうものなのである」と教えてくれています。立ち止まることなく前に進み進歩し続ける「絆」でありたいです。
人生の最期まで住み慣れた場所でその方がその方らしく笑顔で安心し過ごせるように私たちにできることを精一杯頑張っていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
2021年5月吉日